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ブルースカイ

第3章 チャラ男

帰り道、濡れた2人のアホが、海水の雫を滴らせながら、ドアの前に立つ。





乾きかけの髪や靴は、粉を吹いたかのように塩だらけだった。





少し離れたとこで我関せずな態度のコウ。





初夏の冷房車は、濡れた俺らには寒かった。日光が差し込むドアの前を占拠していた。






「塩、飯にでも使ってや。」

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