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ブルースカイ

第3章 チャラ男

フミも俺に続き、砂浜に上がった。





「あかん、身体中が磯臭いわ。」





「こんなアホな事するんは、フミの専売特許やと思ったけど、まさか、ソウがやるとは思わんやったわ。」





「んー。おかげでなんか吹っ切れたわ。」





この時は、先に書いた彼女と別れた直後だった。もしかすると、フミははじめから俺を気遣って・・・。多分、そうや、普段アホやけど、そういう奴や。





「なあ、フミ、コウ、着替えたら、今日は飯でもおごるわ。」





「ほな、白木屋行こうや。」





「この時間から居酒屋かい!まあ、ええけど。」





コウよ、文句はつけても、結局、お前も否定せんわけね・・・。

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