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ブルースカイ

第14章 明美

「ほんまや会話しながら組み立てたらええねんな」



「アハハ、これでプランは決まりやけど、いつにする」



「平日やと3時とか、4時スタートなるやろ土曜にしようで」



「わかったわ」



「はな、決まりでてか、麻理、がっこ・・・。」



「あーっ、あかん、完全遅刻やわほな、聡、また後でな」



電話が切れる。時間ない時に余裕かましすぎやろそこの超マイペース、麻理らしいけど



さて、目覚めたし、俺も起きて、喫茶店でも行こ呼んだらフミ来るやろ



シャワーを浴びたり、準備すると、学校近くの喫茶店に入り、定位置の二階の窓側に行く。



いつもの席には女性がいたので、その隣のテーブルに座る。



タバコをくわえながら、誰が座っているのか気になり、窓側の定位置を見ると、座っていたのは、暗い顔した明美だった。



俺はタバコをくわえたまま、隣のテーブルに移る。



「明美、おはよ」



ボーッと外を見ていた明美は、ビクッとして俺の方を見る。

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