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ブルースカイ

第14章 明美

『よう考えたら、詞の添削したやんかあとはソウの曲待ちで、譜面に直したら合作やろお互い補完しあっとるわけやし』



そう来たかやっぱ一枚上手やな



『かといって作曲はさすがに無理やで楽器とか基礎ないし、ベース練習してるけど、コードすら怪しいし、触れるってレベルですらないしな』



『下手にできるとコードに縛られてまうから、ハードル高いねんてやから、コードとか気にせずソウが歌えるならええで、あとは俺、調整するわ』



無茶ぶりも甚だしい



『考えとるけど、浮かばへんわ詞と違って曲はパズルちゃうからな』



『ある意味、詞を活かすメロディを探すパズルやろ』



『うまいこと言うな、センス溢れる表現やわやっぱフミの方が適任やわ』



『言葉の表現、作曲に関係ないやろsmartに勝てるソウの方がセンス溢れとるわ』



当時、服のセンスでファッション誌に勝つという不毛な戦いが周りで流行っていて、俺はsmartと競いあっていて、早ければ半年先取りしたりしたこともあった。



『服のセンスと音楽のセンスちゃうやろ』

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