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ブルースカイ

第14章 明美

『センスには違いない』



『フミ、バカやろ』



『バカ言うなアホや』



『通り越しとるわフミも考えや』



『実際、俺も考えてはいるんやけど、浮かばへんもうちょい悩もうか』



『了解選択肢少ないから浮かばんいうんもあるかもやし、詩からためるんもありかもやな』



『せやな、お互いまずは作詞から行こ』



何とか誤魔化せたわフミもしつこいなこの流れから戻さんためにも他の詩も放り込もう



選んだのは、何かあるわけではないけど、なんとなく憂鬱な日をつづった詩。それをフミに見せる。



『いつの間に用意したん、隠しとくんずるいわ』



『隠してたわけちゃうわ、たまたま、今日のタイミングやっただけやって』



我ながら結構苦しい言い訳やな



フミは疑わしい眼差しを浴びせながら、詩を見始める。



やっぱ疑ってるやんな



フミはじっと詩とにらめっこしている。



長くなるで、この時間で終わるかいな

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