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ブルースカイ

第4章 友華

友華には手を焼かされた。





土日に呼び出され、ある時は友華の友達と数人で遊びに行き、ある時は友華とデートさせられるとか、女子校に通う友華にとって、限られた身近な異性だったのだろう。





そんな友華が俺を恋人候補と見始めるまで、1ヶ月とかからなかった。





「ねぇ、聡。付き合ってや。」





「ええけど、どこ行くん?」





「ちゃうねん、聡に彼氏になってほしいねんか。」





「俺なんかより、同年代探しとき。」





「聡がええねん、他は嫌やねん。」





「ほな、家庭教師辞めてもええ?」

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