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一人ぼっちの姫

第13章 すれ違い離れていく

?『どうしてわかってくれないの!?』

兵『駄目だっ!!
どこのだれかもわからん奴をロート様に合わせるなど…』



…ロートに?



「何を騒いでいるのですか?」


兵『あ、ルイ様!!!
この者がロート様に会わせろと…』




?『私は怪しいものじゃない!!ロートに会いたいのっ!!』



「…あなた、ロートに会いたいの?」





?『…はい!!』


「名前は何ていうの?」



?『…ツキです。ロートとは幼なじみで、婚約の約束もしてました!!!』






「…よろしくね、ツキ。私はルイよ。」



「あ、兵士さんもういいわよ!この子は私が責任を持って追い返すから。」



兵『しかし…』



「…私が信用できませんか?」



兵『ぁ、いえ…お願いしますっ!』



「…」



そういって兵士はどこかへ行った。


ツキ『あの…』



「大丈夫。ロートに会いたいんでしょ?ついてきて」



ツキ『…はいっ!!!』

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