一人ぼっちの姫
第19章 戦争
「その人を離してください。」
男は、キルトに押されながらも反攻し、刀を取り出した。
敵「駄目だ。こいつはおれの国に持って帰るんだよ。」
刀などお構いなしに、
キルトは自分の持っていた剣を男の首元へと向る…
「…離せと言っているんだ、
その汚れた手で、ルイ様に触れるなっ!!」
かすかな反動で、
男の首元から少しの血液が流れる。
〈ビクッ〉
こんなキルト、初めて見た…。
私にもわかるくらいの殺気がキルトから伝わってくる。
相手も感じたのか、男は私を離した。
そして私は男から離れた。
キルトの後ろへとまわり、背中に抱きついた。
「怪我はありませんか?」
怖さのあまり、うまく言葉にならない。
私はこくりとうなずいた。
「…大丈夫です、あなたは絶対に誰にも傷つけさせませんから」
「…」
「少し、待っていてください。」
キルトは優しくそういう言った。
「…ゎかった…」
無効をキルトが振り向き、
私が顔を上げようとすると、そこには、さっきキルトにやられた男が刀をこちらに向け振り落とそうとしていた。
「キルトっ!!!」
それは一瞬のことだった。
巻き込まれそうになった私をかばい
キルトは左手を失った…。
男は、キルトに押されながらも反攻し、刀を取り出した。
敵「駄目だ。こいつはおれの国に持って帰るんだよ。」
刀などお構いなしに、
キルトは自分の持っていた剣を男の首元へと向る…
「…離せと言っているんだ、
その汚れた手で、ルイ様に触れるなっ!!」
かすかな反動で、
男の首元から少しの血液が流れる。
〈ビクッ〉
こんなキルト、初めて見た…。
私にもわかるくらいの殺気がキルトから伝わってくる。
相手も感じたのか、男は私を離した。
そして私は男から離れた。
キルトの後ろへとまわり、背中に抱きついた。
「怪我はありませんか?」
怖さのあまり、うまく言葉にならない。
私はこくりとうなずいた。
「…大丈夫です、あなたは絶対に誰にも傷つけさせませんから」
「…」
「少し、待っていてください。」
キルトは優しくそういう言った。
「…ゎかった…」
無効をキルトが振り向き、
私が顔を上げようとすると、そこには、さっきキルトにやられた男が刀をこちらに向け振り落とそうとしていた。
「キルトっ!!!」
それは一瞬のことだった。
巻き込まれそうになった私をかばい
キルトは左手を失った…。