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適当日記

第8章 8月13日―山梨

ガラガラッ
「ん?」
「帰ってきた?」
トントンと足音がこちらに近づいてくる。
「…何してんの?」
福田帰還。
「おかえりー。」
「…ただいまってなんで部屋に巨大浮き輪が出現してんの?」
「暇すぎて膨らませた。てか何やってたの?」
「ああ…まあいろいろと…。」
「?」
怪しい…。
とか思ってたらふらりと消えていった。
「あ。」
入れ違いに福田先輩がきた。
「あれ?なんで浮き輪あるの?」
あんたらの言うことはみんな同じか。
「暇すぎて田崎が膨らませたんです。それより先輩は何してたんですか?ずいぶん遅かったですけど。」
「え?海岸で寝てた。」
「寝てた!!?」
「うん。なんか寝っ転がって海見てたらウトウトと…。」
…。
なんも言えねー。
「そ、そういえば部長と会いました?」
「ああ。会ったけど逃げてきた。」
「何で!?」
この人やることが意味不明すぎる…!
「あ、ちょっとお風呂入ってくる。」
パタパタ…。
「…もう寝ようか。」
「…うん。」
もう疲れた…。

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