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ヤンキー守護レイ

第34章 姉ちゃん



姉ちゃん。


俺の、優しかった、
姉ちゃん。


父さんからの虐待も、
必死でかばってくれた


俺の姉ちゃん。



そんな姉ちゃんが今、
病気で寝込んでる?


部屋で独り言をよく
言ってた姉ちゃんが、


寿命が少ない?


信じられるハズも
なかったんだ。


俺はどんなに背伸びしても、どんなに強がっても、しょせんは子どもだから。



息子であって、
弟でしかないから。


なんにもしてやれないし、
なにしたらいいかも、

まったくわかんなかった。


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