テキストサイズ

いつもそこには、君がいて

第1章 1 月曜日


「峰さん、それで納得してます? って、俺が言えた義理じゃないのに、すみません。でも、なんだかモヤッとするんですよね」



――モヤッとする?

 そんなのは私だって頭にくるぐらい感じてる。

――納得してるか?

 きっと納得なんてできてないんだとわかってはいるけれど、でも、こう落ちてしまった気持ちでは、このまま続けられそうに思えないのだ。

 それなのに、

 それなのに……



「福田さん。私らしいって、どういうことですか?」

 痛いところをドンと突かれたせいで、波立っていた気持ちが津波となり、次から次と口からあふれ出てきてしまう。

「ねえ、私らしいってなに? どうすればいいんですか?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ