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完熟の森

第13章 花火

五月は僕の隣に座った。


すると理音の横に富岡が座った。


おかしくねえか?


でも仕方がない。


みんな気に入った人の傍にいたいもんだ。


梶原とノンカは僕等の後ろに座ってこの状況を楽しんでいた。


「千晶、花火終わったら二人だけになりたい」


理音の目は真剣だった。


僕は微笑んで頷いた。


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