テキストサイズ

完熟の森

第26章 雫と家族と僕

「母さんには父さんから話してやる。

親が言うのもおかしいが、お前が真剣ならとことん付き合ってみろ。

答えを出すのはそれからでいい。

ただ、自分を見失うな」


父さんは理解してくれた。


「父さんありがとう」


父さんの言葉を僕は胸に閉まった。


「週末だから、雫の所に行くよ」


「ああ、彼女に宜しく」


「いつか会わせるよ」


そう言ったら父さんは微笑んでいた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ