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完熟の森

第32章 祭り 1

唇を離すと雫は潤んだ瞳で僕を見つめた。


「千晶…帰ろ…」


「ああ、帰って雫を抱きたい」


雫は赤くなって僕の胸に額をくっつけた。


僕達はすぐに店を後にして、タクシーを捕まえて、森へ帰った。


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