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狼飼ってます!

第2章 狼人間

「狼って生肉食べるんだっけ?」

「そうだと思うよ。試しにあげてみたら?」

「うん。」

大皿に生肉を何枚か載せて、狼の目の前に出すと、お腹が空いていたのかガツガツ食べ始めた。

「お腹空いてたんだね~。」

「花菜、こいつはお前の部屋で寝かせるんだ。いいな?」

「えー?!だって私の部屋狭いし…」

「まだ小さいじゃないか」

「お父さんの小さいの基準がわからないよ。」

私の部屋はまあ、八畳くらいあるけど、狼が寝るスペースなんてあるかわからない。

…まあ掃除をすれば良い事なんだけどさ。

狼まで私を見ている。
じっと見つめ合っていると、その圧力に負けて、結局は私の部屋で寝かせる事になってしまった。

「まあ、大人しそうだし…大丈夫だよね…」

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