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狼飼ってます!

第2章 狼人間

「その前にシャワーだね。こっちおいで」

狼は素直についてきた。

浴室に促してお湯を出すと、狼は勝手に自分から入って行った。

「偉いねー、今洗ってあげるからね。」

毛を濡らし、普通の石鹸で洗い始めた。人間用に作られた物じゃどうなるかわからないからね。

「そう言えば、名前付けてなかったね。ずっと狼って呼んでるのも変だし…名前付けてあげるよ!」

狼は大人しく洗われているだけだった。

…嫌なのかな?

まあ、私もそんなすぐには思い付かないからちょっと助かるんだけど。

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