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天才剣士は一くんに夢中

第7章 羞恥と乱交

★★★★★★★★★★★



「‥っう‥‥」



ふと薄く目を開けると誰かがぼやけてみえる。





僕はこの人を知っている--‥。



「‥、どうして君が‥‥」


「そんなことはどうでもいい。ただ俺が聞きたいのは‥ッ」



僕の前にいたのは、まぎれもなく一くんだった。

どうして今君がこんなところに?

それに僕は今さっきもう二度と一くんには会わないって決心したのに。



「僕‥すっかり寝て‥‥ぁ‥。」



そうか。

僕‥

変若水を飲んだんだった。


さっきまでなんで一くんはこんなにも辛そうな顔をしてるんだろうって感じてたけど‥



やっと思い出したよ。



まさかこんなことになるとも思ってなくて、僕が小瓶をそのまま横に置いちゃってたから‥か。



「どういうことなんだ‥総司‥。」



一くんは悲しみに満ち溢れた表情をしている。


そんな一くんに僕は正直少し戸惑った。
だからといって馬鹿みたいにこの状況で嘘をつけるはずもない。



「てかさ、どうして一くんこんなところにいるの?今頃‥」


「今は一時休戦中だ。だから少し様子を見に戻ってきたんだ。なのにどうしてこんな‥ッ‥ッ!」



泣いている。

僕が泣かせたのか。


でもこれが僕が決めた道なんだし‥仕方ないじゃない。



「一くん‥今ここで起きてることは‥君が見たまんまだよ。」



僕はそう言って一くんの涙をそっと拭ってあげた。



★★★★★★★★★★★
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