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天才剣士は一くんに夢中

第3章 妄想と嫉妬

★★★★★★★★★★★



「一くん‥‥ッ!!」


僕は目の前が10数倍も明るくなったような気がした。

それも一くんのたった一言で。


「大好きだよ!」



自分でいうのも少し恥ずかしいけど、僕は子供のようにはしゃいで、一くんに力いっぱい抱きついた。



「いっ‥痛い‥。」

「いいでしょ別に!♪」



お互いの想いが通じ合うとこんなにも嬉しいものなのか。

僕の人生の中で初めての出来事だった。

それも恋愛感情で人を好きになるということさえもが。



一くんが初めて僕にこんな感情を与えてくれたんだ。





‥ずっと大切にするよ。




そう‥‥



『ずっと』



★★★★★★★★★★★

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