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天才剣士は一くんに夢中

第3章 妄想と嫉妬

★★★★★★★★★★★


「昨日言ったよね、僕。一くんのことが好きなんだって。愛してるって。」


「そ‥っ、そんなことは覚えてるからわざわざ言わなくてもいい‥ッ」


「だーかーらーね。ヤキモチなんて妬く必要ないんだよ。まぁちょっと嬉しかったりもするけど。‥僕、今一くん以外何も見えてないからさ。」



そう言って僕は一くんの瞳をジッと見つめた。


僕が見つめると一くんも負けじと目をそらさない。



でも僕はそんな一くんの行為が可愛くて‥



呆気なく吹き出してしまった。



「ははははは!!」

「お‥おい!」



あ‥いつもの一くんだ。
さっきまであんなに怒ってたのに‥


「総司‥俺の負けだ。お前には適わないな。」


「ん?それって?」



「俺も‥総司のことが好きだ。」



★★★★★★★★★★★

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