あたしは誰のもの?
第16章 溢れ出す想い
コール音が響く・・・・
プルルルルr・・・
2,3回鳴ったところで琉星が出た
『お、どうした?』
「琉星ッ」
琉星の声を聞くと冷華は走るのをやめた
「はぁ・・・ッ・・・!」
息を少し整えると冷華はすぐに聞いた
「琉星・・・琉星はあたしのことを仲間だと思ってる・・?」
『なんだよ、急だな・・・あたりめーだろ!』
「ほ、ほんとに・・・?」
『おう、仲間だ』
「じ・・・じゃあ・・・・・どうして・・」
『ん?』
「どうしてあたしは千紗さんと違うの?」
『え・・・・ッ』
冷華は聞き逃さなかった
明らかに琉星が焦ったのを