あたしは誰のもの?
第16章 溢れ出す想い
「琉、星?」
『そ、そりゃあ!・・・・その・・』
「・・・なんで・・・なの?」
『・・・・・・』
琉星も黙り込んでしまう
「・・・・・・もう一度聞くね・・・琉星はあたしのこと、仲間だって思ってる・・・・?」
『・・・ッ・・・・ごめん』
あぁ・・・・・
ガクッと携帯を持っていた右腕から力が抜ける
その拍子で電話は切れた
冷華は少し冷静になれた
でも冷静になると一気に感情が溢れてくる
「・・・ッ・・・・う・・・ッく」
涙が流れる
必死に堪えるが涙は止まらない
哉夜にも・・・・・
哉夜にも聞きたいけど
でも・・・・怖い・・・
また仲間じゃないって言われそうで・・・・・