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あたしは誰のもの?

第18章 "あたしは誰のもの?"

  雄汰side



雄汰は不意に冷華の手を引きギュッと抱きしめた。

「!?ゆ、雄汰さん?」


「ごめんッ・・謝ってばっかだけど・・このまま聞いてほしいんだ」


冷華を抱きしめる力が少し強くなる。

「・・・・・俺、今まで"恋"てしたことなくてさ、女なんてすぐ落ちるし金はすぐ出してくれるからずっと利用してきてたッ」


冷華は拒絶することなく静かに聞いてくれた。

「でも俺さ、自分では気づかなかったけど冷華ちゃんに対して特別な気持ちを持ってた・・・」




あぁ・・・きっと俺は・・・・・・



「あんなひどいことをしてフラれてやっと気づいたんだ・・お前のことを・・ッ冷華ちゃんのことが"好き"だ!
こんなこと言う資格なんてないけど今度こそ・・幸せにしたいッ」





君に一目惚れしてたんだ・・・・








 



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