
あたしは誰のもの?
第22章 おまけ(END2)
「ッわかった。入れ」
玄関から奥へと行こうとした哉夜を咄嗟に掴んで引き止める
「いま、ここでいう」
「え、あ、」
冷静な哉夜からは想像つかないほどの焦りっぷり
「わ、わかっ、た」
「...哉夜」
「ん...」
「...好きです」
「そっか.....えッッ!?」
やっぱりいつもの哉夜からは想像できない挙動不審な姿
唖然とした顔で哉夜が冷華を見る
「な、なに?」
「ほ、んとに?」
「本当に」
グイッと引っ張れるとそのまま強く抱きしめられる
そして扉がちゃんと閉まった音がする
「れ、ぃかッ!」
「哉夜?どうして震えてるの?」
「...嬉しくて//」
ぼそりとつぶやく
...なんかものすごーーく胸がきゅううとなる
