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ランタンチーク

第1章 華の弟

『お兄ちゃん、私、春だよ』
さっきまで、自分のベッドで横になっていた為、
私は、パジャマ姿だった。
鍵が開いていたので、ノックしてから、ドアを開けると、
勉強中の兄の姿があった。


『あっ、春』

私に気づくと、兄は席をたった。

『春、偉いね。ちゃんと、来てくれたの?』

『うん』

『そっか、
ありがとう
でもね、今ちょっと勉強中だから待ってて……。?


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