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人妻と、イケないこと。

第1章 はじまり


すると亮太さんはニヤリと笑って、一気にパンツを足首まで下ろした。

「きゃっ」


「今感じただろ?」


「なっ、感じてなんか……」

「へぇー、嘘吐いたからお仕置きな」


私をバスタブのふちに座らせると、太ももをいやらしい手つきで撫で回す。


「……、」

気持ちよくて、思わずビクンと体を揺らす。

「なに、梓。感じてるの?まだ太ももしか触ってないのに」


より一層意地悪く微笑んだ亮太さんは少しずつ、私の脚の付け根へと指を滑らせる。


すると、

「きゃ!?」

今まで閉じていた脚を思い切り開かれた。


「あれ、濡れてるよ?」


そういう間にも亮太さんの手は、意地悪く動く。一番敏感なところには決して触れずに、その周りを優しく撫でるだけ。


「………はぁっ、ん…」

「いつの間にか乳首もこんなに硬くなってる」

そうは言うものの触れてはくれない。


「い、意地悪…」

「ん?なら梓、どうして欲しいかちゃんと言ってごらん。」


ごらん、とか言ってるくせに促すような言い方でなく、強制的なものを感じる。

「(そんなの、恥ずかしくて言えない)」

「言わないの。じゃあ触んないよ。シャワー浴びるからその下着洗濯機に入れとけよ」

「えっ、」


(もうこんなに濡れてるし、もっと触って欲しいのに…)

そんな願いもむなしく、亮太さんは私に背を向ける。

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