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あいつの監獄

第3章 恐怖と優しさ


ガチャッ

っ!!
アイツが帰ってきた!

泣き止まなきゃ!
なにされるか分かんない…

「ヒック…」

「泣いてるのか?」

「あ…ごめんなッ「ごめん、」

「へ…」

私は彼に
抱き締められていた

「怖い…よな、」

「あ…あの」

わたしを抱き締める彼の
手は震えていて

「泣くなよ…」

と困っている顔に
この人悪い人ぢゃない
そう確信した

「大丈夫です、泣いちゃってすいません」


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