あいつの監獄
第3章 恐怖と優しさ
そうすると
彼は優しく微笑んで
私の涙を拭ってくれた
「あの…山岸さん?」
「あー海翔でいい」
「でも歳上ですよね?」
「は?同い年だろ」
え!?
ありえない!!
「私高2ですよ?」
「あぁ、俺もだ」
「うそ!?ありえない…」
「失礼だな…そんなに俺老けてる?」
「だ…だって、ピアスあけてるし、タバコ持ってる…」
そう私はポケットに
タバコをいれるとこを
今日の朝見たのだ
「はー!?それくらい普通だろ」
「普通ぢゃないよ!」
「はいはい、だからこれからはタメ口でいい」
「あ…うんっ!」
私は友達ができたみたいで
自然と笑顔になった
「おまッ…//」
「どーしたの?」
海翔ってば
顔真っ赤!
「なんでもねぇよ、やっと笑ったな」
「へ…」