テキストサイズ

おいしい関係

第24章 23

「素材ってのは、見て・聞いて・触れて‥自分の感性をフルに使って感じるもんだ。俺が由良にそれを体感させてやるよ。」


真田さんはそう言いながら未だに訳が分からない私を押し倒すと、そっと唇を重ねてきた。



舌先で唇を撫でられ思わず声を漏らすと、その舌がするりと口腔内に侵入してきた。

歯茎‥上顎‥
真田さんは、私の口腔内を味わう様にじっくりと舌を這わせる。


「‥ン‥‥ハァ‥」

息が乱れ始めた頃に、ざらついた舌の感触が私の舌を絡め取った。


浅く、深く‥
優しく、激しく‥

私は真田さんの舌と唇に翻弄される。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ