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おいしい関係

第17章 16

「美味しかったぁ。ご馳走様でした。」


食事を終え、片付け始めた由良に近づき耳元で

「腹ごしらえもすんだし、これで色々頑張れるね」

と囁いてみると、由良は顔を真っ赤にしながら食器を洗い続けている。



そんな様子が可愛くて、気付けば由良の唇に自分の唇を重ねていた。


ゆっくりと舌を差し込み、絡ませていく。


「‥ン‥‥ハァ‥」


由良の吐息が乱れるのに比例するかの様に、キスも深く激しいものになっていく。



カシャン


力の入らなくなった由良の手から、食器が滑り落ちた。

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