ガーディスト~君ヲ守ル~
第1章 出会い
俺はつぐみに見積書を渡した。護先輩も加わって、24時間警護の打ち合わせをする。
宿泊はこちらの指定で、ビジネスホテルを使用。部屋の中と外に別れて護衛。
外に出る時は、必ずボディーガードに声をかけること。(目は離さないが念のため)
「着替えを家から持ってきたいので家に寄ってくれますか?」とのことで、俺と護先輩は早速準備に取りかかる。
「護先輩、防刃チョッキはどうしますか?」
「念のため着とけ」
俺は刃物に強い防刃チョッキをYシャツの上から着た。
腰には特殊警棒、左耳にはインカム、ジャケットのポケットには催涙スプレー、LEDフラッシュライトを準備する。