ガーディスト~君ヲ守ル~
第1章 出会い
「やぁ、祐司くん。相談は終わったかい?」
デスクには、圭吾先輩、護先輩、そして社長の乙姫要(おとひめかなめ)がいた。
「社長…はい、今日から24時間警護希望だそうです」
俺はつぐみが記入した依頼書を社長に渡した。
「いいよ、じゃあ担当は祐司くんと護くんね」
ゲッと護先輩の顔が歪む。
「今日はゆっくり寝れると思ったんだけどな~…」
「甘い」
圭吾先輩が一言呟いた。
「圭吾先輩、見積もり作成お願いします」
俺がそう言うと、圭吾先輩は文句も言わず、カタカタとパソコンのキーを打ち出した。