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ガーディスト~君ヲ守ル~

第7章 闇の声




祐司の冷たい表情に、護は一瞬怯む。



(なんだ、こいつ…ここに初めて来た時と同じ顔してんじゃねぇか…)



護はパッと手を離した。



「何があった?」

「…何もないですよ」



そう言って、祐司は席を立つ。



「どこ行くんだよ」

「東さんの警護、行ってきます」



祐司は振り返りもせず、部屋を出て行く。



「あんなんで…人を守れるのかよ」



護は眉間にシワを寄せながら呟いた。





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