ガーディスト~君ヲ守ル~
第7章 闇の声
「はよ~っす!」
翌日。
護の元気な声が、事務所に響いた。
「お前は相変わらず元気だな」
パソコンを打ちながら圭吾が言う。
「朝から無理矢理にでもテンションあげねぇと、モチベーションあがんねぇんだよ!な、祐司!」
そう言って護は、祐司に振り向いた。
が、祐司は黙々と机に向かって書類を書いている。
「お前、相変わらずテンション低いなぁ~」
護は祐司の肩をポンと叩いた。
「…」
祐司の手は止まっていた。
うつろな目をして、一点を見つめている。
「…祐司?」
いつもと様子がおかしい。
護は圭吾の顔を見た。
「朝からそんな感じなんですよ。どうしたんでしょうねぇ」
圭吾も祐司の様子を心配していた。
「おい!祐司!」
護は祐司の襟を掴んだ。
「…なんですか」
祐司は、鋭い目つきで護を睨む。