ガーディスト~君ヲ守ル~
第7章 闇の声
2人は車の販売店に足を運ぶ。
店内には新車が並んで置いてあり、日曜日ということもあって家族連れが多かった。
「じゃあ俺は、ここで待ってますから、面接頑張ってくださいね」
「はい、ありがとうございます」
つぐみは、緊張な面もちで中に入って行った。
祐司は、つぐみの姿を見送った後、周辺を見渡す。
(嫌な気配はしないな…)
「東つぐみさんですね、こちらでお待ちください」
つぐみは奥のスタッフルームに案内された。ソファに座り、面接官が来るのを待つ。
(はぁ…緊張する…何回面接しても慣れないな…)
つぐみは小さく息を漏らした。
突然頭がクラッとする。
(えっ、待って…こんな時に……!!?)
視界がぐにゃりと歪み始めた。
(だ…め……)
つぐみは意識を失った。