
ガーディスト~君ヲ守ル~
第8章 過去
グス… グスン……
小さな男の子が、部屋の隅でうずくまって泣いていた。
『…どうしたの?何を泣いてるの?』
どこからか声がする。
男の子は泣きながらも、周りを見渡した。
するとクマのぬいぐるみが、自分で歩いて近寄ってきた。
一瞬驚く男の子。
『怖がらないで。ボクは君の味方だよ』
クマのぬいぐるみは、そう言いながら手を動かした。
男の子は泣き止み、クマのぬいぐるみを抱きしめた。
『君の名前はなんて言うの?』
「ゆうじ…」
『ユウジくんかぁ、ボクたち、トモダチになれるかな?』
「うん」
男の子…祐司は、にっこり笑った。
『やったぁ、ウレシイ』
クマのぬいぐるみは、両手をあげて喜んだ。
『ずーっと、ずぅっとトモダチだからね、約束だよ』
「うん…やくそく」
