ガーディスト~君ヲ守ル~
第1章 出会い
「祐司は見れるんだろ?どんな感じなんだ?貞子みたいなのか?」
「…少しだけですよ。大人や子供の霊がうろついてたり…たまに首だけとか…」
「マジか…」
「先輩は肝試しで真っ先に逃げ出すタイプですね」
俺はニヤリと笑った。
「ばっ…!俺は逃げねーよ!相手が幽霊だろうが妖怪だろうが、ぜってぇ逃げねぇ!!!」
護先輩はフンッと鼻息を荒くした。
「まぁ…今回はどっちかわかんねーけどよ、俺は何があっても依頼人を守る!」
…熱い人だ。
「祐司、気を引き締めろよ!」
「…はい」
俺たちはロッカー室を後にした。