ガーディスト~君ヲ守ル~
第1章 出会い
つぐみの家まではBMWで行くことになった。
護先輩が運転、俺は後部座席でつぐみの隣に座る。
辺りの建物は、赤い夕日で染まっていた。
時刻は18時。
「あの…ご飯ってどうするんでしょうか?」
つぐみが俺に話しかけた。
「そうですね、どこか寄りますか?そこは自由なんで、東さんが決めてください」
「え~と……」
つぐみは俺と護先輩をチラチラと見た。
「…コンビニで、いいです」
「わかりました」
たぶん俺たちの服装が気になったんだろう。 黒のスーツ姿の男性を2人を連れて歩くのはかなり目立つ。
「じゃあセブン○レブンでいいですか」
「お願いします」
セブン○レブンに着くと、先に護先輩が車から降りて、危険がないか周辺を確認する。
俺はつぐみの後ろに立ち、店内に入って行った。