ガーディスト~君ヲ守ル~
第8章 過去
許さない…
許さない……!!
この男が憎い……!!!!
祐司は、拳に力を入れた。
「さっさと歩け!!」
罵声を浴びせられる。
ふと…
英司のそばに、中年の男がフラフラと歩み寄った。
なんの躊躇もなく、男は英司の胸をナイフで突き刺した。
目の前で崩れ落ちる英司。
茫然とする祐司に、中年の男は笑いながら話しかけた。
「憎かったんでしょ? ボクが殺してあげたよ」
う…
うああああぁぁぁぁ!!!!!!!!
俺は…
なんてことを……
すべては…
俺のせいだ……
俺がすべてを壊した……