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ガーディスト~君ヲ守ル~

第9章 希望と絶望

「じゃあ、あたしは行くね。おやすみなさ…」



そう言いかけた時、急に腕を掴まれた。




「…ゆーじ?」



「……るから」



「え?」




瞬間、グイッと引っ張られ、つばきは祐司に抱きしめられた。



突然のことに、頭が真っ白になるつばき。




「……俺が……守るから……」




祐司はかすれた声で囁いた。




「絶対……守るから……」




つばきの心臓はドキドキと高鳴った。
祐司に聞こえてしまいそうなくらい…





「…ぅん」




つばきが小さく頷くと安心したのか、祐司はつばきから離れベッドに倒れ込んだ。





(寝ちゃった…)




つばきは放心状態になりながら、部屋を後にする。自分の部屋に入って、ベッドに腰掛けた。




今のは…





なんだったの~~~!!!?





つばきは両手で頬を包んだ。
顔は真っ赤だ。



まだ心臓がドキドキしてる…





『俺が…守るから』




祐司の声がこだまする。




「ゆーじ…」





それは、ボディーガードとして…?





それとも…





ひとりの男性として…?






「期待…しちゃうじゃんかぁ…」



















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