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ガーディスト~君ヲ守ル~

第9章 希望と絶望

「すみません、待たせてしまって…」


そう言いながらドアを開けると、富士子の隣に祐司がいた。


「村上さん…!」


「おはようございます、東さん」


「おはよう…ございます」


つぐみは俯いた。


(…あれ?村上さんもここにいるってことは…?)


「すみません、混乱させてしまって…。訳は後で話しますので、朝ご飯食べにいきましょう、みんな待ってます」


祐司は微笑した。


(朝から村上さんの笑顔が見れるなんて…)


つぐみはほんのり頬を赤くした。







一階のリビングに着くと、圭吾、護、忍が談笑していた。


「あ、東さん、おはよ~」


護が一番に声をかけてくれる。


「おはようございます…」


つぐみは、なぜ圭吾や護がいるのか理解できてない様子。


「さあさ、座って」


富士子に促され、つぐみは席に座った。


「あの…皆さんも一緒に泊まったんですか?」


「驚かせてごめんね。昨日は、君が家で襲われてしまったから、警護を強化するために人員を増やしたんだ。これからは俺と護と祐司くんで守るからよろしくね」


圭吾はつぐみに説明した。


「…そうなんですか……あの、私が襲われた理由って…?」


つぐみの問いに、三人は顔を見合わせた。




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