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ガーディスト~君ヲ守ル~

第9章 希望と絶望

祐司が口を開きかけた時、富士子が熱い味噌汁をお盆に乗せて持ってきた。


「はいはい、話は朝ご飯食べてから!冷めないうちに食べましょう」


富士子はテーブルに、白米、味噌汁、焼き魚、煮物、漬け物などを並べた。


「うまそ!やっぱ朝は和食だよな!」


「おかわりあるから、どんどん食べてね!」



みんな美味しそうに食べている…


つぐみはこの風景が信じられなかった。


また夢でも見ているんだろうかと。








朝食を終えると、時計は8時を回っていた。


「あ…すみません、今日9時半から仕事なんです」


つぐみは祐司に言った。


「わかりました、では先ほどの話は車の中で」


「はい、お願いします」


そうしてつぐみたちが準備をしていると、


「ちょっと待って。はい、お弁当!」


富士子が、紙袋に入った4人分のお弁当をつぐみに渡した。


「いいんですか!?」


「愛情弁当、食べてね」


富士子はニコッと笑った。


「やった~!昼も富士子さんの愛情弁当!」
「ありがとうございます」
「富士子、俺にはないのか?(泣)」


皆、口々に喜んだ。






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