ガーディスト~君ヲ守ル~
第9章 希望と絶望
13階の健康食品会社『カリーヌ』に着くと、受付に薄井冴子が待ち構えていた。
「待ってたわ、祐司」
冴子は祐司に近寄ろうとした。
ふと、隣に立っている圭吾に目がいく。
「あら、あなたは?」
「朝比奈圭吾と申します」
圭吾は爽やかに微笑した。
「圭吾…いい男ね」
冴子は舐めるように圭吾を見つめる。
「今夜、飲みにいかない?」
早速口説きにかかる冴子。
「いいですね、でも生憎仕事が入ってますので、改めて後日お誘いします」
圭吾はそう言って、名刺を冴子に渡した。
「待ってるわ」
冴子も個人的な携帯番号が書かれた名刺を、圭吾に渡す。
「だからなんで俺だけ無視…」
護は悲しく呟いた。
隣で聞いていたつぐみはクスッと笑う。
だけど、薄井社長が祐司を気に入ってることが少し気になった。
まさか、本気じゃないよね…
そんなことを考えてると、突然「東つぐみ」と冴子に名前を呼ばれた。
「は、はい!」
「あんたが羨ましいわ」
「え?」
「まぁ、頑張りなさいよ」
そう言って冴子は奥のフロアへ消えていった。
(気のせいかな?言い方が丸くなったような…)
「じゃあ俺らはつばきの情報を調査しつつ警備しますので、この場から離れる時は必ず声をかけてください」
「わかりました」
(そうだ…つばきさんはここで働いていたんだっけ)
早く何かわかるといいな…
「待ってたわ、祐司」
冴子は祐司に近寄ろうとした。
ふと、隣に立っている圭吾に目がいく。
「あら、あなたは?」
「朝比奈圭吾と申します」
圭吾は爽やかに微笑した。
「圭吾…いい男ね」
冴子は舐めるように圭吾を見つめる。
「今夜、飲みにいかない?」
早速口説きにかかる冴子。
「いいですね、でも生憎仕事が入ってますので、改めて後日お誘いします」
圭吾はそう言って、名刺を冴子に渡した。
「待ってるわ」
冴子も個人的な携帯番号が書かれた名刺を、圭吾に渡す。
「だからなんで俺だけ無視…」
護は悲しく呟いた。
隣で聞いていたつぐみはクスッと笑う。
だけど、薄井社長が祐司を気に入ってることが少し気になった。
まさか、本気じゃないよね…
そんなことを考えてると、突然「東つぐみ」と冴子に名前を呼ばれた。
「は、はい!」
「あんたが羨ましいわ」
「え?」
「まぁ、頑張りなさいよ」
そう言って冴子は奥のフロアへ消えていった。
(気のせいかな?言い方が丸くなったような…)
「じゃあ俺らはつばきの情報を調査しつつ警備しますので、この場から離れる時は必ず声をかけてください」
「わかりました」
(そうだ…つばきさんはここで働いていたんだっけ)
早く何かわかるといいな…