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ガーディスト~君ヲ守ル~

第9章 希望と絶望

祐司たちは冴子に、調査の許可を取った。迷惑がかからない程度に聞き込みをする。


「つばき?う~ん、わかんないな。バイトの子、けっこういたしね」

「入れ替わり激しいから、いちいち名前覚えてないし」



祐司たちは、なかなか情報が掴めないでいた。
そこへ尾形が通りかかる。


「あ、あなたたちは…」


「尾形さん…」


祐司と護は、尾形に向き合った。


「良かった、仕事続けられていたんですね」


「はい…この歳になると転職は難しいし、もう一度ここで頑張ってみようと思って…」


尾形は穏やかに笑った。


「安心しました、頑張ってくださいね」


祐司は優しく微笑した。


「あ、つばきちゃんのことだけど…そういえば清掃会社の女性と仲良かったのを思い出したんです」


「ほんとですかっ」


「はい、確か今日は出勤だったと思います。清掃会社の事務所は一階にあるので聞いてみましょうか?顔は見たことあるけど名前がわからなくて…」


「助かります!お願いします」


祐司と護は安堵した。


希望が見えてきた…。


「じゃあ、俺が聞き込みしてきますから、護先輩、東さんの警護よろしくお願いします」


「おうよ、任せとけ!」


そして祐司は尾形と共に、清掃会社へと向かった。


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