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ガーディスト~君ヲ守ル~

第10章 覚醒

つばきは、自分の体の頬に、ゆっくりと手を伸ばした。


(暖かい…)


大丈夫、まだ生きている…
つばきはホッと胸をなで下ろした。



なんか変な感じ…


自分で自分を見ているなんて…




(あ、よく見たらまつげ長いじゃん。けっこうあたし、かわいいかも?なんてね…)



フフッと笑って、つばきは祐司を見た。祐司は穏やかな瞳で、つばきの体を見つめている。



(なんか…そんなに見られると恥ずかしいかも…)



祐司はあたしの本当の姿を見て、どう思ったかな?




「早く目を覚ましますように…」



つばきは願いを込めて、つばきの体に囁いた。





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