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ガーディスト~君ヲ守ル~

第10章 覚醒

廊下で待機してた圭吾と護は、突然ドアから飛び出してきたつばきに一瞬驚く。が、何かあったのだと察知し、圭吾が素早く腕を掴んだ。


「何があった!?」



つばきはいつの間にか泣いていた。
顔を歪ませながら…。



「つばき…」



祐司は2人の元に歩み寄る。
圭吾は祐司の方に振り向き、何があったのだと目で訴えた。



「つばきが…つばきの体が、目を覚ました」



「なんだって…!?」



「つばきはまだ戻れてない」




その時。
病室に設置されている赤い点灯が、パカパカと回りだした。
直樹がナースコールを呼んだのだろう。
すぐさま、医師と看護士が血相を変えて病室に入って行った。



「今日は一旦戻った方が良さそうだな」


圭吾の言葉に、皆頷いた。
















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