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ガーディスト~君ヲ守ル~

第10章 覚醒

「さあ、これでゆっくり話せるね」


『つばき』はフフッと笑った。


「あなたは誰なの?」


真っ先に口を開いたのはつばきだった。


「何言ってるの?つぐみちゃん、あたしはつばきだよ?」


「違う!あんたはつばきじゃない…」


つばきは『つばき』を睨んだ。
『つばき』は目を細めたあと、祐司に振り返る。


「村上さん…つぐみちゃん、おかしいよ?どこか頭打った?」


祐司は無表情で『つばき』を見た。


「…もう芝居はやめろ」


「……」


祐司と『つばき』は無言で向き合った。


そして…


フッ、と『つばき』の口元が緩む。



「フフ…さすが祐司くんだなぁ…」


『つばき』は、卑しい笑みを浮かべた。
一気に表情が変化したことに驚くつばき。
ずっと様子を見ていた圭吾と護も、目を疑った。


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