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ガーディスト~君ヲ守ル~

第11章 あなたを守りたい

「へぇ~…君たちそういう関係だったんだ」




祐司は首を左右に曲げながら言った。




「愛とか恋とかくだらない…だいたい人を守る行為にもヘドが出る。所詮人は自分が一番かわいいんだよ…」




そう言って、圭吾とつぐみを見下す。




圭吾はつぐみを後ろに庇いながら、祐司を睨みつけた。





「…言いたいことはそれだけか?」





「なんだと…?」





「くだらないと思うなら、なぜ祐司に執着する?」





「…!」





「なぜ祐司と約束を交わした?なぜ…祐司の父親を殺した?」





圭吾は冷静に祐司を追い詰めていく。






「…本当はお前は、寂しいんじゃないのか?」






「だ、黙れ!!!!」





叫びながら祐司は、懐に手を入れた。
キラリと何かが光る。
そして手に持ったものを、真横に振り回した。




ヒュンッ





空を斬る音が響き渡る。





「!」





圭吾は間一髪、身を避けた。





祐司が手に持っているのはナイフ。





「それ以上喋るな」





祐司は怒りに満ちた瞳で、圭吾を睨んだ。





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