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ガーディスト~君ヲ守ル~

第12章 慈愛

警官は、スクッと立ち上がった。
拳銃を両手で持ち、祐司の胸に狙いを定める。




「…だから、ボクは祐司くんが欲しい」





そう言って引き金に指をかけ、





「ボクと一緒に…」





グッと指に力を入れた。
その時…







パンッ!!







瞬間、銃声と共に警官の持っていた拳銃が弾き飛んだ。





「!!?」





警官はとっさに、辺りを見回す。





「貴様…」





撃ったのは、倒れていた圭吾だった。
拳銃を両手に構え、警官に銃口を向けている。





「いつの間に…」





「動くな」





警官はチッと舌打ちし、飛ばされた拳銃に手を伸ばした。





パンッ!!





再び銃声が鳴り響き、拳銃は弧を描いて離れていく。




圭吾は拳銃を構えたまま、警官に近づいて行った。




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