ガーディスト~君ヲ守ル~
第13章 和解
その頃つばきは、ベッドで眠る祐司のそばに着いていた。
(ゆーじ…無事で良かった…)
つばきは手を伸ばし、祐司の髪にそっと触れた。
「柔らかい…」
ちゃんと感触が伝わってくる。
自分は本当に、戻れたんだなぁ…としみじみ思った。
(ゆーじが起きたら、ちゃんとお礼を言おう…それで…)
それで…?
つばきは祐司の顔を見つめた。
(依頼が終わったら、もう会えなくなるのかな…)
ゆーじのそばにいたいって言ったら、
ゆーじはどう思うのかな?
このまま二度と会えなくなるなんて嫌だよ…
つばきは、切ない表情で祐司を見つめた。