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ガーディスト~君ヲ守ル~

第13章 和解

「……き」




「つばき…」






遠くで優しい声がする。
目をこすりながら顔を上げると、病院服を着た祐司が目の前にいた。
つばきはいつの間にか寝ていたらしい。




「ゆーじ…もう大丈夫なの?」




「あぁ…心配かけてごめんな」




祐司は、穏やかな表情で微笑した。




「…良かった」




つばきも満面の笑顔を向ける。



その時、隣のカーテンがシャッと開かれた。




「あ…」




隣のベッドにいたのは、護だった。




「つばきちゃん、俺にも言ってくんねぇかなぁ」




寂しそうに護が言う。
つばきはクスッと笑い、




「まもちゃんも無事で良かったね!」




とふざけて言った。




「ん~…まもちゃん…いい響きだ」




護は気に入ってるようだ。
祐司はそんな護を横目でジッと見た。




「ん?どしたぁ、祐司。俺が羨ましいのか?」




「…まさか」




「え?そうなの?ゆーじも言って欲しいの?」




つばきも、ニヤニヤして護と目を合わせた。
そして同時に…




「「ゆ~うちゃんっ」」




と呼んだ。




「…やめろ」




一言だけそう言うと、祐司の頬が微かに赤く染まる。




(ゆーじが…照れてる!!かわいい…)




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